音像2009-09-11 09:39

ザ・ビートルズ、リマスターCDについてのつづき。

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だんだん分かってきたのは、、
今回のリマスター作業というのは、
パーツの分離とクレンジングに尽きるんじゃないかということ。

ただ、できあがったリマスター版のクリアな音は
ビートルズのメンバーやジョージ・マーティン、ジェフ・エメリックが
「当時目指していた音」とははっきり違うものでしょう。

けなしてないです。
ものすごくオリジナルを尊重したいい仕事だと思います。

だけれども、やっぱりビートルズの音は
「LPレコード」というメディアをベースに
アナログ世界の最新技術を次々に注ぎ込んで作られたもので、
最初からデジタルを前提に作られたものじゃないんだな...

ってこともよく分かりました。

CDの登場以前は、親の影響で、
自前で「コンポ」を組むような
アナログなプチ・オーディオ・マニアだったし、
ビートルズをちゃんとレコードで
聴きこんだ経験があるからこそ抱けるような感慨もあるわけですね。

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リマスター担当エンジニアの発言は色々なところで
読めそうなんで一通りCDを聞き終わったら探してみるつもり。