残念ですが、終了2009-09-16 15:30

アサブロでブログを書き始めて1週間、
そろそろウォーミング・アップも終了の時期なんですが、
残念ながらここは撤退することに決めました。

というのも、当初、ブログの管理画面のシンプルさを
好意的に解釈していたんですが、
これってただ機能的にチープってこととイコールでした。

本当に個人的な日記を、
自分のためだけに書くのならこれでもいいのでしょうが、
少しでも「読んでもらいたい」・「また来てもらいたい」と思う人には
あまりにも工夫の余地がなさすぎじゃないでしょうか。

ということで、ブログは引っ越します。
もしこのエントリを見てくれた方がいらっしゃれば
どうぞ以下のURLまでおいでください。

http://kyomonejiwomaku.blog99.fc2.com/

では、これにて。

臨時株主総会2009-09-15 17:07

これまで勤めた3つの会社のうち、
最初にお世話になった会社から
臨時株主総会の通知が届きました。

いわゆるIT系企業なんですが、
私の退職後、創業者が亡くなって以降迷走を始めて、
ここしばらくはITよりもなぜか金融に接近したりして
「何だかなあ」と思っていたところ、
あろうことかリーマン・ショック以降の
金融不安で大損失。

まあ、株を持っているのも、
社員当時持株会に入っていて、
退職後に買取の手続きをしなかった
というそれだけのものなんですが、
最初に仕事を覚えた会社ということで
それなりの愛着はやっぱりあったわけです。

しかし、よりによって、
本業以外の損失で会社を傾かせるなんて。
立志伝中の人物だった創業者も
草葉の陰で泣いてるでしょうね。

臨時株主総会の議題は、
要はお金が足りないので増資させてくれという話。

で、その案内が通常の株主総会のものを
はるかに上回ってやけに分厚い。
とにかくこうでもしなけりゃ会社はつぶれてしまうと、
悲鳴に満ちあふれている感じが悲しい。

経営陣は入れ替えみたいですが、
とにかく「アホか」以上に言葉が出ないです。

人生いろいろ、会社もいろいろ。
じゃ、やっぱり片付かないよ、小泉さん。

『1Q84』の『ビリー・ジーン』2009-09-14 21:02

発売日には手に入れていたのに、
もったいなくて読み始めることができなかった
『1Q84』のページを開いたのは
2009.6.26(金)の朝の通勤電車の中。

> 青豆が首都高の路上でタクシーを降り
>   緊急避難路に向かって歩き出す。

> 黒いトヨタ・セリカの窓から
> マイケル・ジャクソンの『ビリー・ジーン』が聞こえる。

> 世界が「移行」し始める。

***
都営三田線を芝公園で降りて、
会社に着くまでiPodで『ビリー・ジーン』。

BPM 117。
完璧。

***
PCを立ち上げいつものニュース・サイト。
記事に「マイケル・ジャクソンさん、心肺停止で病院へ搬送」の文字。

現実感が遠のく。
「なんだこれ」

***
帰りはエンドレスで『ウィー・アー・ザ・ワールド』。
本来プリンスが歌うはずだったパートで
マイケルがシャウトするたびに頭がしびれる。

***
その後、マイケル関連の記事はたくさん読んだけれど、
『1Q84』と『ビリー・ジーン』を同時に語るようなものは
多分なかったと思う。

(覚えておく必要があると思ったので、書き留めておきます)

『よみがえるビートルズ:完全版』2009-09-13 07:19

どうもビートルズの話ばかりですが...。

録画しておいた9/12深夜NHKで放送された
『よみがえるビートルズ:完全版』を観ました。

見覚えのあるビートルズの写真を
3D風に画像処理をするなど、
今現在の映像を見せようがないグループの番組としては、
一応がんばったあとが見られました。

でも、全体としてはやはり不満。

まあ、このビートルズのリマスター版発売をきっかけに
新たなファンを掘り起こすのが目的だと思うんで
こういう一通りなぞってみました的な展開は仕方ないとは思います。

ただ、「じゃあ、デモ行ってみようか、
ワン・ツー・スリー」というカウントが、
いきなり完成曲につながるという編集は
どうなのよという感じでした。

これ、心ある人はフラストレーションの方が
大きかったんじゃないかと思うんですが、
どうなんでしょう。

聴きたかったのは「その先」ですよね。

ポール・マッカートニーのベース2009-09-12 16:44

ザ・ビートルズ、リマスターCDについてのつづき(その2)。

***
パートごとの音の分離が良くなって、
失われたものがあるのは確かとしても、
ポールのベースラインに耳をすませてきた者にとっては
このリマスター版は本当に福音。

例えば『Taxman』。
『ザ・ビートルズ・ベース~マッカートニー・スタイル』(白夜書房)で
譜面を見るまで気づかずにいたあの「16分音符の2度打ち」が
ものすごくクリアに聞き取れる。

何でこんなラインを思いつくのか...。
1度意識してしまうとそうとしか聞こえなくなるんだけど、
まさに天才。

ただ、天才はトリッキーなフレージング故ではなくて、
例えば『While My Guitar Gently Weeps』。

ヘヴィーかつ重厚で、しかもグルーヴィー。
ジョージのライブも含めたくさんのベーシストが
この曲にチャレンジしているけれど、
オリジナルを超える演奏はないでしょう。

で、さらに挙げるなら『Something』なんだけれど
これって「ポールの名演はジョージの曲に集中している」という
有名な話をなぞってるだけなんでこれ以上はやめましょう。

# とは言っても、個人的なベストは、
# ウィングスの『心のラヴ・ソング』で不動。